「リンクさぁん」

「わ!」


そろりと近づいて、背後からぎゅっと抱きついてみる。
相変わらず細い腰だ。でも筋肉はついているようで、意外と固い。
リンクさんが振り向こうとするから、僕は腰に回した腕を解いて後ろで手を組んだ。


「なんだよ、びっくりするだろ!」


少し怒ったような、でも驚かせるようなことしたらだめだろと青い瞳が僕に云う。
でもこれくらいのことじゃ彼は怒らないことを知っている。
甘えた声で謝ると、リンクさんも「全く。しょうがない奴だな」と言って苦笑いを浮かべた。
頭をくしゃりと撫でられ、それが子供扱いされているみたいで僕は思わず口を尖らせる。
僕が手を伸ばしたところで、リンクさんの頭のてっぺんには届かない。
近いのに、こんなにも遠い。それはまるで僕の想いを表しているかのようで、胸がちくりと痛んだ。


『好きです』


―たった四文字なのに、言葉に出来ない臆病な僕



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