長かった乱闘が終わり、やっと自由の身になった。
今日は朝から乱闘ばかりでもうくたくただ。
おまけに汗まみれで、皆の近くにも寄れない状態だった。
ぽた、と汗がこめかみを伝う。
最後のステージだったオルディン大橋を引き上げると、リンクはシャワールームへ直行した。


(ああ、すごい汗…)


裾を少し絞ってみると、じわりと汗が滲んでくる。
汗っかきな方ではないが、今日は何故だかたくさん汗をかいていた。
水分を含んで若干重くなった服を脱いで、シャワーの個室へと駆け込む。
蛇口を捻ると暖かい湯が出て、汗を流していった。


「リンク、いる?」


突然名前を呼ばれて、頭を洗っていたリンクは髪についた泡を流してからシャワーカーテンを少し開ける。


「シーク!どうしたんだ?」


カーテンで体を隠し、顔だけ覗かせると、そこには腰にタオルを巻いたシークが立っていた。
彼もシャワーを浴びていたらしく、リンクと同じような黄金色の髪には水が滴っている。


「ボディーソープを忘れてしまったみたいなんだ」

「じゃあ、俺のを貸すから使うといいよ」


しっかりというか、完璧主義である彼が忘れ物だなんて珍しい。
リンクが自分のボディーソープをとろうとすると、いきなりシャワーカーテンがしゃっと音を立てて開かれた。


「わぁっ!ちょっ、シーク!」


あまりにも突然の出来事に驚いたリンクは、股間を隠して壁の方へ後ずさる。


(別に男同士なんだし、隠すことないのに)


シークはそう思ったものの、それは口には出さなかった。
シャワーボックスの中へと入り込んで、再びカーテンを閉める。
もう何がなんだかわからないと目を白黒させるリンクを見て、シークはくすっと笑った。


「なっ、何考えて……!」

「一緒に体を洗った方が早いかと思ったからさ。どうせリンクも体を洗うんだろう?」


確かに自分もこれから体を洗うはずだったが、何もシークと一緒じゃなくても良い。
ボディーソープを貸して、彼が使い終わった後に自分が使えばそれで済むからだ。
しかしシークは勝手にリンクのスポンジをとると、そこにボディーソープを含ませる。


「ほら、こっちに来ないと体が洗えないじゃないか」

「じ、自分で洗えるからいいよ…っ」

「君は意外と強情なんだな」


ぐいっと腕を引かれ、思わずシークの方へとよろける。
ぱっと見は華奢であるのに、意外と筋肉がついていてリンクは驚いた。
シークはボディーソープをつけたスポンジを手に取ると、リンクを壁の前に立たせる。
いくら二人がそこまでがっしりした体格でなくとも、大して広くもないシャワーブースに
男二人は少しばかり窮屈だった。
自然と体が密着して、意識していないつもりなのに変な気分になってしまう。


「シークっ…もう、いい……」

「どうして?まだ全部洗っていないだろう」

「だけど…ッ…!」


スポンジが体を滑る度に、何かが背中を抜けていく感覚。
体を洗われているだけなのに、熱っぽい吐息が口から零れ、思考が正常でなくなってくる。
スポンジが胸の突起を掠め、小さく喘いだ。


「リンク…もしかして感じてる?」

「なっ……!?そんなわけないだろ!」

「さあ。どうかな」


前をきゅっと握られ、リンクは声にならない悲鳴を上げる。
泡を塗りたくるようにして、シークはそこを弄りだした。


「やめ…ッ!何処、触って……!」

「此処も洗わないといけないだろう?」

「そこはいい、から…っあ……ッ…!?」


突然、後ろの穴からぬるりと何かが侵入してくる。
それがシークの指だと気付くのには時間がかからなかった。


「やっ、シーク……っ…!」

「ちゃんと中も洗わないと」

「うぁっ…や、ぁっ……ん…!」


ボディーソープを潤滑油として、くちゅくちゅと音を立てながら抜き差しされる。
気がつけば指は増やされ、敏感なところを突かれる度に体が跳ねた。
リンクは咄嗟に左手を目の前の壁に手をつく。
膝ががくがくと震え、自分の体を支えないとその場に座り込んでしまいそうだった。


「あっ…はぁっ、ぁ…ッ」

「気持ち良いんだろう?ここもほら…」

「や、だっ……触、るな…ッあ……ぁん…っ…!」


すっかり頭をもたげてしまった自分のもの。
ゆるゆると扱かれ、それを止めさせようとしてリンクはシークの手を掴む。
まるで快楽に怯えているかのように。
けどシークがそんなことを許すはずもなくて、前を弄りながら中を掻き混ぜる。
細長い中指で最奥を突いてやると、悲鳴にも似た嬌声が上がった。


「ひぁっ!あぁ…あ、っ…あ…!」

「君は随分と厭らしいな」

「いやっ……ち、違…ッ、あっ……!」


シークはリンクの肩に顎を乗せて、耳の付け根に舌を這わせる。
その生暖かい感触に体が震え、もうどうにかなってしまいそうだった。


「あっ…んあぁ…!」


びくん、と体が震え、リンクはシークの手の中に白濁を吐き出した。
押さえ切れなかった分がぼたぼたとタイルの床に零れ落ちる。
シークは足元を汚すそれを見て笑うと、指を引き抜いた。
そして今まで自分に背を向けていたリンクの体を反転させ、向かい合わせにして壁に押し付ける。
怯える表情と涙で濡れた瞳が愛おしくて、シークの嗜虐心を揺さ振る。


「や…何……っ…?」

「怖がらなくても平気だから」


耳元で囁いて、リンクの右脚を抱えて持ち上げる。
そして自分の腰に巻いていたタオルを取り払う。
水を含んだタオルは、べちゃっと音を立てて落ちた。
状況を理解したリンクは慌てて抵抗するが、体勢が崩れる前にシークがぐっとリンクに詰め寄った。


「あっ…!や、あぁ…ッ」


中に押し入ってくる熱い塊。
リンクはシークの肩に爪を立て、歯を食いしばった。
しかし少しずつ動きが滑らかになるにつれて、口からは嬌声が上がるようになる。


「やっ…ぁ、ん…はぁっ……!」

「あんまり大きな声を出すと、外に聞こえてしまうかもしれないな」


クスッと笑いながら言われ、リンクは弱弱しく首を振る。
この狭いシャワールームに自分のものとは思えない程甘ったるい声が木霊して
それでさえもリンクの心を掻き乱していく。


「あっ…やぁっ……ああッ!」


ぐちゅ、と深い所を抉られて、水に濡れた裸体がしなる。
弱点を見つけたシークは、その一点ばかりを執拗に攻めてきて何度も何度も突き上げた。


「深、ぁ…ッや、あ…んぁっ…」

「男なら誰でも此処は感じるんだって」

「や、めっ…も、やぁ…アッ…あぁ…っ!」


リンクはシークの首に腕を回して自分の体を支えた。
こうでもして縋っていないと、立っていることなんて不可能だった。
淡い緑色のタイルの壁に押し付けられた背中はひんやりとしているのに、正面はどうしようもないほど熱い。
密着した体から熱が伝わってきて、与えられる快楽と混ざり合う。


「好きだよ、リンク」

「あッ…シーク……っ…!」


唇を軽く重ねたと思ったら、角度を変えて深いものになる。
舌が絡まり、飲み込めなかった唾液が零れて二人の胸を濡らした。


「んっ…ぁ、ああっ…!」


限界が近いのか、互いに余裕がなくなってきて言葉が交わされることはなかった。
リンクが出来るのは、ただ甘い声を零すだけで。


「やっ、あ…もう、イく……っ、あぁっ……!!」


細い腰を震わせながら、白濁を吐き出す。
そしてシークも達し、リンクの脚の付け根に自分のものを散らした。
リンクからは見えないのだろうが、シークから見える白い滴は酷く卑猥だった。
急に静まり返ったシャワールームには二人の荒い息遣いだけが響く。
リンクにはそれがやけに大きく聞こえ、なんだか恥ずかしくなってシークの肩に自分の額を押し付けた。



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なんだか知りきれトンボみたいになってしまった…。
気が向いたら後で書き足そうかと思います(・ω・;)
シークの口調ってこんな感じでいいのだろうか…。

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