ふたりでひとり遊び
「あ…っ、や…!」
「んッ…は、ぁ…っ」
暗くて狭い部屋。
部屋に響くのはシーツが擦れ合う音。交じり合った、熱い吐息。
目の端で見えた時計は午前3時を少し過ぎた所だった。
「俺、トキさんの気持ち良い所、全部知ってるよ。だって俺達って2人で一つみたいな感じだもんね」
「ばか…っ、恥ずかしいこと…言うなよ…ッあ、んんっ……!」
「だって本当のことだから。此処、気持ちいい?」
「あっ…い、いい…ッ、い…から…もう…!」
「もう?」
悪戯をしている子供みたいな笑みを浮かべながら、トワが問い掛けてくる。
トキはそんなトワのことを、わかってるくせに、と言いたげに少し潤んだ瞳で睨みつけた。
予想通りの反応が返ってきたのが楽しいのか、あるいは嬉しいのか、トワはまたクスリと笑う。
「ねぇ、どうしてほしい?」
そういって内壁を擦り上げると、喘ぎながらトキの身体がびくんと揺れる。
まだ、足りない。
「もっと…っ…奥……!」
トワの首に腕を回して引き寄せつつ、トキがねだる。
もうそれだけで充分で、トワは発情期の獣のようにトキの身体を求め、トキもまたトワを求めた。
ギシギシとベッドが軋み、ベッドが壊れてしまうんじゃないかと思わず場違いなことをトキは考えてしまう。
途切れることなく零れるトキの嬌声がトワを追い詰めていく。
そして、与えられる快楽にトキもまた追い詰められていた。
「あ、ッ…や、ぁあっ…!も、だめ、だ……!」
「俺も…やば…ッ……」
「待…って、中は……ッ、あ、ああっ!」
一際大きく喘いだのと同時に、トキの細い腰が弓なりになる。
中に熱いものが注がれるのを感じながら、トキの身体はベッドへと沈んだ。
急激に襲ってくる倦怠感。どうしようもないくらい身体がだるかった。
はぁはぁと息をしていると、トワも射精して疲れたのかトキの身体へと被さってくる。
「大丈夫か?」
「なんとか……」
まだ呼吸が整っていないながらもトワはそう答えると、下半身を持ち上げて自分のものを引き抜く。
中からはトワが放ったものの残滓が溢れ出て、その感触にトキは一瞬身体を硬直させた。
別に初めてされるわけではないが、後始末が大変だから出来れば避けて欲しいというのが本音だからだ。
「中はダメだって…言ったのに…」
「ごめんなさい…」
一言そう言うと、トワはまたはあ、と息を吐いた。
何時ベッドに入ったかなんて覚えていないが、長い間こうして身体を重ねていれば疲れないわけがない。
トキは疲れきってもはや抜け殻のようになったトワを抱き締めると、自分と同じ黄金色の髪を緩く撫でてやった。
そうすると、気持ち良さそうに目を瞑ってトキの頬に自分の頬をくっつけてくる。
その姿がなんだか犬みたいで、容姿は自分と似ているのに内面がこんなにも違うなんて。
と、トキは思う。
「トキさん?」
「あ、ごめん…」
いつの間にか髪を撫でていた手は止まっており、トワがどうしたと言いたげな目で見てくる。
青い瞳に写るのは、同じような青い瞳を持った自分。
髪型だって、分け目が違うだけだ。
同じようなピアスをつけて、瓜二つとまではいかなくても、本当に自分達はよく似ていた。
それ故、いつもお互いを見る度に酷く変な感じがしたけれど、決して嫌ではなかった。
会話を交わすことなくトキがじっとトワを見つめていると、今度はトワがトキの髪を撫でてくる。
「好きです」
そう言って、トキの髪に口付けを落とす。
トキは何も言わないが、嫌じゃないことは雰囲気からトワに伝わってきていた。
恥ずかしさと照れからなのか、たとえ自分が嬉しくても彼はそのことをあまり口にしない。
相変わらず意地っ張りだなあと思ってトワは少し笑う。
そしてまどろみの中、2人は手を繋いでキスをした。
(爪の先まであなたへの愛で)
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トワトキだけど、ちょっといじればトキトワにもなり得る(笑)
普段は敬語だけどエチーの時だけ敬語じゃなくなるのってなんかいいかなと。
まあ敬語攻めも萌えるけどさ!
今更なんですがトワプリのリンクさんってピアスしてますよね…(・∀・)
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